折り紙のやっこさんの変形バージョンから作る反り返すときパチンとなるカメラ。
中に小さい紙をあらかじめ入れておき、撮ったあと、「はい」とその紙を写真のつもりで渡すもの。
家でその遊びをしてるとき、近所の子がなにやら私を描き出した。
「はい、撮りますよ~、パシャ」
(私はもちろんピースポーズ)
「はい」
と渡された、私の似顔絵を見て、
一瞬絶句。
まるで、久々にコンタクトをしたら、肌荒れの現実を目の当たりにしてしまったような、ホームビデオに映っちゃった自分の姿勢の悪さに唖然としてしまったような、そんな衝撃。
私の描く自分の顔はいまだに卵形、細面。
子供が描いてくれる似顔絵も、まぁ見慣れています。
その子の描いてくれた私、第三者の目から正確に映し出された私は、なんていおうか、う~ん、あまりに似てるというか、ひとことで言うと
「おばさん」。
(スプーンおばさんが、昔はもしかしたら恰幅がよかったらこんな感じだったかもという絵)
私が自分で描く自分の顔に年相応の月日がちゃんと加算されてる雰囲気。
しかも、髪や服に気を使わない空気まで描ききってる。
その子は本当に絵がうまい。
受け入れがたい第一印象の現実を受け入れ、よ~く見ると、目元はやさしく優しい表情、それなりにかわいらしく描いてくれてる。
わるい感じではない。
せめて、いつも最低限このくらい穏やかでいられるように、お守り代わりにとっときます。
あ~、現実っておそろしいですね。
真実を映し出す子供の目ってすごいですね。
まさか私がここまでショックを受けたなんて、夢にも思わないでしょう。
恐るべしぱっちんカメラ。
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